先に書いた通り、このブログはFacebookやTwitterに背を向けている。ハンドルネームもイニシャル一文字という素っ気なさだ。
これはネット上で「繋がる」事と本名表示への不信感の表明だ。どうもこの二つは気持ちが悪い。
昔どこかで誰かが「(初期の)インターネットは星間通信だ」と言っていた。どこの誰に向けてでもなく、宇宙空間(WEB)にメッセージを発信し、たまたまそれを受信した誰かがまたメッセージを発信する。そういうどこか孤独な、それ故に楽しいコミュニケーションが存在していたと。
私が好きなのはその頃のネットだ。だから時代に背を向けて今日も星めぐりの旅に出るのだ。
あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。
オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。
大ぐまのあしを きたに
五つのばした ところ。
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて。
(宮澤賢治「星めぐりの歌」)
まあ、単純にアナクロでひねくれているだけともいう。