2021年は喪失の年であった。
福本清三、森山周一郎、大塚康生、古賀稔彦、田中邦衛、田村正和、千葉真一、白土三平、さいとうたかを、すぎやまこういち、平田弘史、そして三浦健太郎とみなもと太郎・・・。
"
No One Lives Forever"とはいえ、今年は自分も知る人が亡くなりすぎた。
特に三浦健太郎の死は大きかった。自分でも驚くぐらい衝撃を受け、落ち込んだ。ただの作家と読者の関係でしかないのに、まるで十年来の友人を喪ったかのような気分だった。
だから思ったのだ。
俺がその遺志を受け継がねばならないと。
マンガとゲームではまるでジャンルが違う。今作っているものはファンタジーですらない。彼が何を描こうとしていたのかは分からないし、俺も自身が何を目指しているのか分からない。だが我々は、おそらく同じ方向を見ていたのではないだろうか。根拠なんて何もないけれど。
四十を過ぎたただのオタクが今更歩き出しても、彼の三十年に追いつくことなど出来ないだろう。それでも前に進む。この作品がどのような評価を受けようと、俺は死ぬまでゲームを作り続ける。そう決めたのだ。UtSSはその第一歩だ。
行け
お前は
お前の戦場に
ベルセルクの「最新刊」はやっぱりべらぼうに面白かった。
2021年は立志の年であった。