「ガールズトークをしよう!」
「誰が」
「ユーと、ミー」
「何故に」
「ヒマだから」
「別にいいけど……何話すのガールズトークって」
「さあ? なんでもいんじゃない、ガールズがトークしてれば」
「あっそ……じゃあ、さっきの小テスト、どうだった?」
「全然ダメだった……ってちっがーう! それガールズトークじゃない!」
「何でもいいって言ったじゃん」
「ガールズトークってのはー、もっとー、砂糖とー、スパイスとー、素敵な何かを足して割った感じ? そんなもんで出来てるよ?」
「……。具体的には?」
「今日のパンツ何色?」
「白」
「おおう、何の躊躇もなく答えやがった」
「アンタは?」
「えー、アタシ―? 何色だと思うー?」
「うっわ、殴りてぇ」
「正解はー、じゃーん、何の色気もないグレーでしたー! キャー、ガールズトーク大・成・功ー!」
「そうなのか? ガールズトークってこういうもんなのか? ていうか今日のアンタのテンションは何?」